著:奈良 雅美
発行:金木犀舎
ISBN 978-4-909095-58-9 C0095
四六判・並製・200ページ
2025年1月17日発売
定価1,760円(本体価格1,600円+税)
【電子版】
2025年1月17日より順次発売予定
電子書籍定価1,584円(本体価格1,440円+税)
※電子書籍版はストアにより価格が異なる場合があります。
●書籍紹介
借金、浮気、DV……。
夫や家族に振り回されながらも受容し、ときには強くあらがい、人生を切り拓く。
神戸で暮らすフィリピン女性5人が語った、それぞれのリアルな生きざま。
日本社会の「フィリピン女性」へのレッテルを覆す。
2021年より本ウェブサイトにて連載していた「サンパギータ 日本のフィリピン女性たち」を改題し書籍化。
神戸でフィリピン女性(=サンパギータ)の支援活動をおこなっている著者が、
5人のフィリピン女性の人生を丁寧に聞き取り、文章に残しました。
苦難を抱えながら日本で長く暮らす彼女たちの目に、日本はどう写っているのでしょうか。
女性とは、家族とは、差別や偏見とは、そして希望とは。
全方向で自らの人生を顧みるきっかけとなる書です。
●著者プロフィール
奈良 雅美(なら・まさみ)
特定非営利活動法人アジア女性自立プロジェクト代表理事。関西学院大学非常勤講師。ときどきジャズシンガー。
小学生のころから「女の子/男の子らしさ」の社会的規範に違和感があり、先生や周りの大人に反発してきた。10代半ばのころ、男女雇用機会均等法が成立するなど、女性の人権問題について社会的に議論されるようになっていたが、自身としてはフェミニズムやジェンダー問題については敢えて顔を背けていた。高校時代に国際協力に関心をもち国際関係論の勉強を始め、神戸大学大学院で、環境、文化、人権の問題に取り組む中で、再びジェンダーについて考えるようになった。
大学院修了後、2004年より特定非営利活動法人アジア女性自立プロジェクトの活動に参加。途上国の女性の就業支援、日本国内の外国人女性支援などに取り組む中で、日本に住むフィリピン女性たちに出会う。社会一般の彼女たちに対する一様なイメージと違い、日々の生活の中で悩んだり喜んだりと、それぞれ多様な「ライフ」を生きていると感じ、彼女たちの語りを聴き、残したいと思うようになる。移住女性や途上国の女性の人権の問題について、より多くの人に知ってほしいと考え、現在、ジェンダー問題、外国人や女性の人権などをテーマに各地で講演も行っている。
●本文イメージ
●もくじ
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