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『増補 稲麦雑記 役に立つ稲麦の話』表1

(電子書籍)
著:田中 萬紀穂

発行:きんもくせい書房
ISBN 978-4-911418-05-5 C0061
四六判・108ページ・カラー
2025年10月中旬発売
定価1,100円(本体価格1,000円+税)
※電子書籍のためストアにより価格が異なる場合があります。

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各方面から農事相談が持ち込まれました。稲では、春は発・出芽を含む育苗障害、田植え前後の除草剤による薬害、病害虫防除、穂肥の診断、出穂期の推定、穂揃いの整否と混種の有無、成熟が近づくと刈取適期の判定、その他突発的な被害等いろいろありました。これらすべての相談に的確に答えられたわけではありません。諸先輩・他部門からの指導・支援、既往の文献・報告の活用、経験などによって少なからず救われました。こうしたなかにあって、これらの体験を少しでも写真や図表、文章として残せればと考えたのが、本拙稿を世に出すにあたっての大きな動機です。(「はじめに」より)

研究員として長年兵庫県で水稲・麦等の育成や品種改良に大きく貢献した著者が、当時遭遇した珍しい事象や栽培における注意点などの実際的な知見を集めた一冊。
わかりやすく丁寧な文章で、座学だけでは知り得ない生きた知識と経験がまとめられています。

『増補 稲麦雑記 役に立つ稲麦の話』p.10-11
『増補 稲麦雑記 役に立つ稲麦の話』p.48-49
『増補 稲麦雑記 役に立つ稲麦の話』p.12-13
『増補 稲麦雑記 役に立つ稲麦の話』p.50-51

はじめに
1 発芽をめぐる諸問題
2 役に立つヨードチンキ
3 極早生品種は不時出穂に注意!
4 稲もち種子の逆塩水選とは?
5 白未熟粒や酒米の心白はなぜ白く見えるのか?
6 玄米に含まれるタンパク質に関わる要因について
7 稲籾の脱粒はいつ頃から始まるのか?
8 米ヌカ施用と土壌の還元化
9 日本の稲を低緯度地帯で栽培したら?
10 高冷地でもガンバル稲
11 良質・良食味は均一な体作りから
12 稲の作り方(バケツ稲作)
13 根の簡単な観察法
14 稲の播種量と苗の生育
15 稲の分げつについて
16 稲の開花について
17 稲のいろいろ
18 ジャポニカとインディカ―フェノール反応
19 軟質米と硬質米
20 日本の稲作安定化に貢献してきた育種法―系統育種法とは?
21 稲麦種子生産のポイント
22 稲は強い!
23 夜間照明と稲の生育
24 稲の珍現象
25 麦安定多収良質のポイント
26 麦の寒害は時期によって症状が異なる
27 諺に聞く麦作り
あとがき
参考・引用文献

田中 萬紀穂(たなか・まきほ)
1949 年兵庫県生まれ。京都大学農学部卒業、同大学院農学研究科修士課程修了、専攻作物学。1973 年4月より兵庫県立農業試験場に勤務。主として水稲新品種育成に従事し、「はりまもち」、「あじまる」、「はつごぜん」、「兵庫牛若丸」など7 品種を育成し、品種登録した。この間、兵庫県立農業大学校非常勤講師、中国広東省水稲研究所客員研究員、日本作物学会近畿支部評議員などを併任。2009 年3 月、兵庫県立農業技術センター作物・経営機械部長を最後に退職。