『シュッツの社会科学認識論—社会の探究が生まれるところ—』
(高艸賢 著、晃洋書房 刊、本体6,500円+税、304ページ、A5判上製、2023年3月10日発行)
金木犀舎は組版や装丁など、制作一式を担当させていただきました。
【カバーと帯】
黒と白のモノトーンをベースに、幾何学的なデザインを希望されていたので
案1:縦横のラインを強調したもの
案2:縦のラインを強調したもの
案3:斜めのラインで構成したもの
という3パターンを提案し、いちばん動きのある案3が選ばれました。
カバーと帯がラインでつながるようにデザインしています。
帯にはグロスPP加工、カバーは珍しくグロスニスにしました。
(いつもマットニスばかりなのです、、、)
帯の黒はDICの特色、カバーの黒はK1色ではなくてCMYも掛け合わせたリッチブラックにすることで、
映える黒に仕上がっています。
【本扉】
カバー袖と本扉、見返しが見えるこの場面、黒と白だけなのに華やかで気に入っています。
本扉の黒もDICの特色で、バキッとした黒に。
【本文】
【表紙、はなぎれ、しおり】
カバーの「Alfred Schutz」(uはウムラウト付き)部分以外は、
すべてモノトーンでまとめました。
現象学から社会科学を考える
ベルクソン、フッサール、ウェーバーの3人を知的源泉とするシュッツ。「生」と「認識」の関係を問う彼の問題意識を、現代に継承する。
社会科学が知を生み出すことはいかにして可能か。シュッツの社会理論を手がかりに、学問の前提を問い直す。
(帯文より引用)
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