『世界を気遣うハイデガー——名のない神にこだまを返す』
(後藤嘉也 著、晃洋書房 刊、本体3,300円+税、304ページ、A5判並製、2023年10月30日発行)
金木犀舎は組版や装丁など、制作一式を担当させていただきました。
【カバーと帯】
カバーには金の箔押し、帯は白口シルバーで印刷しています。
金銀両方を使用した装丁は初チャレンジでした。
パウル・クレーの力があれば、なんだってできますね。
装画はパウル・クレー「泣いている天使」
タイトルが大変素敵です!
【本扉】
【本文】
【本体表紙】
表紙には海の写真を加工したものをプリントしています。
著者のご要望でした。
世界を気遣い自分を気遣う人間のありさまを、ハイデガー哲学をよすがに考察する。
存在者がもらす「助けて」「忘れないで」というかすかな存在の声。これに答えて与える喪失の出来事以外に、本来の自己などない。エゴイズムや(反)ナチズムに制約されながらも、この声に応じるハイデガー。(帯文より引用)
『世界を気遣うハイデガー』(後藤嘉也 著、晃洋書房 刊)は、全国の書店やネット書店で販売中です!
晃洋書房さんのウェブサイトはこちら