『正義とケアの現代哲学』書影

『正義とケアの現代哲学』書影

『正義とケアの現代哲学——プラグマティズムから正義論、ケア倫理へ——』

(徳永哲也 著、晃洋書房 刊、本体2,200円+税、 170ぺージ、A5判上製、2021年9月30日発行)

 

金木犀舎は組版や装丁など、制作一式を担当させていただきました。

 

「デューイ、ロールズ、ギリガンから福祉的共生を考える」

「プラグマティックな思考で、20世紀の正義論と21世紀にまたがるケア倫理を読み解き、福祉的共生を見出す、現代社会の哲学」(帯文より引用)

 

【カバー】

『正義とケアの現代哲学』カバー表紙

『正義とケアの現代哲学』カバー表紙、紙(「かぐや 満月」)アップ

『正義とケアの現代哲学』カバー裏表紙

『正義とケアの現代哲学』カバー背表紙

「正義」と「ケア」という、いずれも”良きもの”とされがちな概念を掘り下げたとき、
両面性が浮かび上がってきます。

正義は誰から見た正義なのか。
ケアは視点を変えれば労苦でもあるのでは?

そんな現実的かつ哲学的な課題を分かり易く実用的に説いた書なので、
著者のご希望もあり、
両面性をイメージさせる白と黒のくっきりしたデザインに。

デザインがシンプルなので、用紙は個性的なものを選択しています。
カバー用紙:かぐや 満月。月面クレーターのようなテクスチャです。
帯:TS-1 白

ちょうど9月の十五夜のあたりに印刷に入りました。
月の持つ静かで凛とした芯の強いイメージと、本書のイメージがリンクすればよいなと思いました。

 

【表紙】

『正義とケアの現代哲学』背表紙

表紙は濃いグレーの用紙に銀色で文字を印刷しています。

 

【本扉】

『正義とケアの現代哲学』本扉

本扉の用紙はカバーと合わせて、かぐや 満月です。

見返しはTS-6の黒。

TS-6もかぐやのクレーターのような手触りに負けない、ざらざらとしたテクスチャを持っています。

闇(黒)の違和感や存在感を光(白)と同じぐらいにしたくて、この用紙にしました。

 

【本文&スピン】

『正義とケアの現代哲学』本文・スピン(しおり)

本文は下部に余白を多めにとり、すっきりシンプルな組みにしています。(下の余白写ってないけど/爆)

 

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