句文集 すまし顔
句文集 すまし顔

『句文集 すまし顔』

(国光六四三著、金木犀舎刊、1,200円+税、 344ぺージ、四六判並製)です。

金木犀舎のオーダーメイド出版で制作した本です。
アマゾンで販売中。

国光六四三(くにみつ・むしみ)さんは姫路市在住。
俳人であり、かつ、評論も高い評価を得ている作家で、
「平明と流行 −山田弘子の俳句」という俳論で
第16回山本健吉評論賞の奨励賞を受賞されました。
今回が2冊目の著書になります。

 

【カバー】

句文集 すまし顔
句文集 すまし顔

「すまし顔」という書名は、本書に掲載されている代表句からとっています。

 

秋祭帰る舞妓のすまし顔

 

この句から、カバーに使用した切り絵も舞妓さんです。
著者の娘さんが制作されたもので、Pon’s GALLERYという名前で活動されています。

バックの青から白、そして赤へのグラデーションは、著者の希望でした。
青は朝の空と年若い舞妓、白は昼の空、赤は夕空と秋の紅葉山をイメージしています。

 

最初のご依頼では「カバーはつけなくてよい」と言われていたのですが、
お話ししているうちに「やっぱりつけましょう!」ということになりました。

カバーなしだと、どうしても少しチープに見えがちなので、
カバーをつけることを私からおすすめしました。
原稿が本当にしっかり作り込まれていて、完成度の高い内容だったので、
チープに見せてはもったいないと感じたからです。

ページ数も多く、その点でもカバーはつけたほうがよいと思いました。

装丁(表紙やカバー、帯など)は人間で言えば服装のようなものです。
中身とのバランスをどう取るか、で印象がずいぶん変わっていきます。

 

本書のカバー用紙はコートにマットPPなので、中身と比べると
少しカジュアルな雰囲気に仕上がっていますが
そのぶん、1,200円(税別)とお値段もカジュアルになっています^^

著者が姫路市在住なので何度も打ち合わせでき、とても作りやすかったです。
すぐに会えるというのはやはり、大きなアドバンテージになります。

 

【ソデ】

句文集 すまし顔

表1側(おもて表紙側)のソデには代表句を掲載しました。

 

句文集 すまし顔

表4側(うら表紙側)のソデには著者プロフィール。

 

【表紙】

句文集 すまし顔

【本扉】

句文集 すまし顔

【本文】

句文集 すまし顔

巻頭に「句集」として俳句をまとめて掲載し、
そのあとのほとんどのページは「文集」として俳論と秀句鑑賞に割かれています。

評論というと読後感のよくないものが多いですが(完全に私個人の感想)、
本書は爽やかな読後感が味わえ、俳句って面白いんだなと思わせてくれます。

俳句、やってみようかな?と思っている方にもぜひ読んでいただきたいです。
くわしい内容については金木犀舎の紹介ページ
またはアマゾンでご覧ください!

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