『少年犯罪報道と心理主義化の社会学——子どもの「心」を問題化する社会——』
(赤羽由起夫 著、晃洋書房 刊、本体6,500円+税、 218ぺージ、A5判上製、2022年1月15日発行)
なぜ犯罪少年の「心」は語られたのか?
1990年代〜2000年代の戦後「第4の波」の少年犯罪報道を探り、子供の「心」を問題化する現代社会の性質を明らかにする!
(帯文より引用)
金木犀舎は組版や装丁など、制作一式を担当させていただきました。
幾何学的な模様で構成した装丁デザインです。
背の部分だけ見てもすぐに本書だとわかるように、赤のポイントを入れています。
スピン(しおり)は著者のご希望で赤に。
きりっとした赤を選んでいます。
はなぎれも同じ系統の色にしました。
スピンに合わせて、見返しもきりっとした赤。
スピンの色は選択肢が少ないのですが、用紙の赤にはいろいろな種類があるので、
近い赤を選ぶために何種類も比較して悩みました。
本文には図表も多く使われています。
全体的なアミカケのトーンを揃えるのに、微調整を何度もしました。
横書きです。
最近、横書きの書籍を組むことがずいぶん増えてきました。
時代の流れ? いや、たまたまかもしれません。
表紙デザインが今回のいちばんお気に入りです。
想像どおりに仕上がっていたのでうれしかったです。
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