『上山春平と新京都学派の哲学』
(菅原 潤著、晃洋書房刊、2,200円+税、 216ぺージ、四六判上製)です。
金木犀舎は組版と装丁一式を担当させていただきました。
【カバー】
データの色(いちばん上の画像)と実際に印刷された色が全然違う…!
ちょっと驚きましたが、全体的に暗い色調でトーンが合っていたので
これはこれでOKかなと。
カバーは、油絵のような筆致の青い部分と、岩肌のような部分を組み合わせてデザインしました。
じつは、これまで使ったことのない画像処理法にチャレンジしています。
なんかもういろんなことをやったので、「もう一度やれ」と言われるとちょっと自信ありません。
帯はスノーフィールドというキラキラする紙に、グレー系統の特色1色印刷。
キラ紙にうまく色が馴染んで、鉛のようににぶく光るのがとっても気に入っています。
わかりますかね… うまく撮れないな…
【はなぎれ&しおり】
はなぎれは表紙の紙色と揃えて、しおりは(データ上の)カバーの青色に合わせています。
【表紙】
めずらしく表紙はシンプルに背文字のみにしました。
【本扉】
見返しはラシャ紙の濃青。 本扉はタントTS-1です。
タントTS-1はキャンバス地みたいな表情の紙で、私は結構好きです。
『上山春平と新京都学派の哲学』は全国の書店、およびインターネット書店からご購入可能です!