企画:姫路市立美術館
発行:金木犀舎
ISBN 978-4-909095-53-4 C0071
A4判・並製・160ページ
2024年4月19日発売
定価3,520円(本体価格3,200円+税)
●書籍紹介
新発見の研究成果を加えた増補改訂版
自然主義、写実主義を掲げたコローやクールベ、人間の眼差しを変革し近代から現代につながる扉を開いた印象派のモネ、ピサロ、シスレー、それに続くドガ、ルノワール、フォーヴィスムのヴラマンク、エコール・ド・パリのユトリロやヴァン・ドンゲン、現代への道を開いたマティスにいたる25作家30件で構成される「國富奎三コレクション」の全作品を掲載。
2016年発行の前作から研究が進み、クロード・モネ《ル・プティ=ジュヌヴィリエにて、日の入り》の修復後の色調の変化や、初版では掲載されなかったジョルジュ=アンリ・ルオー《町外れ》裏面に描かれた人物像《老女》の掲載など、見どころが満載の増補改訂版。
●もくじ
ごあいさつ / Foreword
「國富奎三コレクションとその周辺」/ The Kunitomi Keizo Collection(千足伸行 成城大学名誉教授)
レアリスムの夢 / Dream of Realism
印象派の精華 / Gems of Impressionism
フォーヴィスムのうねり / Swell of Fauvism
個性の開花の時代へ / Flowering of Modernism
マティスの世界 / Matisse’s World
ロダン/近代彫刻の巨匠 / Rodin/Modern Master of Sculpture
序 / Preface(不動美里 姫路市立美術館 館長)
《ル・プティ=ジュヌヴィリエにて、日の入り》とセーヌ川 / Au Petit-Gennevilliers, soleil couchant and the River Seine(六人部昭典 実践女子大学名誉教授)
1910-20年代の松方とマティス 国立西洋美術館リニューアルオープン記念展と姫路市立美術館「國富奎三コレクション」マティス作品[講演録]/ Matsukata and Matisse in the 1910s-1920s Works by Matisse in the Commemorative Exhibition for the Reopening of the National Museum of Western Art and the Himeji City Museum of Art’s Kunitomi Keizo Collection(田中正之 国立西洋美術館長)
マティスの画業における《ニース郊外の風景》作品の位置づけについて[講演録]/ Positioning Paysage, environs de Nice in the oeuvre of Matisse (大久保恭子 京都橘大学教授)
クロード・モネ《ル・プティ=ジュヌヴィリエにて、日の入り》の修復について[研究報告]/ The Restoration of Claude Monet’s Au Petit-Gennevilliers, soleil couchant(大原秀行 吉備国際大学名誉教授・前副学長・前文化財総合研究センター長、大下浩司 吉備国際大学 外国語学部 外国学科 教授・文化財総合研究センター研究員)
ジョルジュ = アンリ・ルオー《町外れ》の修復について[研究報告]/ The Restoration of Georges-Henri Rouault’s Faubourg(伊藤由美 神奈川県立近代美術館非常勤研究員・修復家)
作家解説・作品リスト / Artist’s Biographies & List of Works
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