著:国光 六四三(くにみつ・むしみ)
発行:金木犀舎
ISBN 978-4-909095-02-2 C0095
四六判・並製・344ページ
2019年4月1日発売
定価1,320円(本体価格1,200円+税)
●書籍紹介
◉第16回山本健吉評論賞奨励賞受賞後に出版された『私の俳句入門』に続く、国光六四三の第2作目。
◉《句集》の部に俳誌「玉梓」「円虹」等に発表した即物抒情&遊戯三昧を信条とする自選句300句、《文集》の部におおむね昭和の俳句をめぐる評論10編を収録する。
俳論は切字の歴史的考察、飯田蛇笏・日野草城らの本格的評伝のあと、兵庫県に縁のある俳人たとえば播磨の地で活躍した永田耕衣・加藤三七子らの俳句を丁寧に読み解き、さらに昭和期を代表する俳人総勢38名の秀句5句ずつを鑑賞する。作句をこころざす俳句愛好者に好適の書。
▶︎結社俳誌「ひいらぎ」令和元年6月号の書評ページ「名著トレッキング」にて、丁寧な句評付きで紹介されました!
●著者プロフィール
国光 六四三(くにみつ むしみ)
1957年兵庫県生まれ。俳句結社「玉梓」同人。
俳論『平明と流行−−山田弘子の俳句』で「第十六回山本健吉評論賞」奨励賞。
著書に『私の俳句入門』(文學の森刊)がある。
●もくじ
2. 文集 切字考
3. 俳人蛇笏
4. 草城の革新 虚構文学としての俳句
5. 戦争と楸邨
6. 平畑静塔のこと
7. 渾沌の俳哲 永田耕衣
8. 播磨の女流 加藤三七子
9. 無名の俳句
10. 俳草子
・俳句友情物語 ・推敲―蟬の声 ・何をどう取り合わせるか
・句またがりと調べ ・字余りの赦される場所 ・前衛俳句のよみ方
・ペット俳句 ・写生と既視感 ・芭蕉翁終焉記
11. 秀句鑑賞
・山頭火と放哉 ・富安風生 ・竹下しづの女 ・万太郎と龍之介 ・杉田久女 ・水原秋櫻子
・高野素十 ・橋本多佳子 ・三橋鷹女 ・阿波野青畝 ・西東三鬼 ・中村汀女
・日野草城 ・秋元不死男 ・中村草田男 ・山口誓子 ・星野立子 ・加藤楸邨
・松本たかし ・鈴木真砂女 ・細見綾子 ・京極杞陽 ・石橋秀野 ・石田波郷
・渡邊白泉 ・桂信子 ・野見山朱鳥 ・鈴木しづ子 ・森澄雄 ・野澤節子
・飯田龍太 ・飯島晴子 ・寺田京子 ・波多野爽波 ・藤田湘子 ・山田弘子
主な参考文献
あとがき
『句文集 すまし顔』は、金木犀舎の「オーダーメイド出版(自費出版)」で制作された本です。
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